ソウルフルでエキゾチック 独特のブルース感覚で魅了する濱口祐自の第2弾

2015年06月25日

 2014年のメジャー・デビュー作『Yuji Hamaguchi from KatsuUra』で注目を集めた濱口祐自のセカンド・アルバム『濱口祐自 ゴーイング・ホーム』が7月22日にリリースされる。

 
濱口の異能にほれ込むベーシストの細野晴臣や伊藤大地らがまたもゲスト参加する作品だ。
 
プロデュースも前作に続き久保田麻琴が担当。ライヴで必ず冒頭に演奏される、濱口の代名詞「Welcome Pickin’~Caravan」を筆頭に、昨今ライヴで聴く者を熱くさせるナンバー17曲が収録される。
 
濱口祐自の演奏は繊細で大胆なピッキング奏法と、云ってもなかなか伝わりにくいが、「心に染み入るようなホーッと癒される音色」といった表現が最も近いかもしれない。
 
これまでのギターは全て中古で購入、それを自ら改造する腕前の持ち主。曲ごとに調弦を変更し、身体の一部と化した弦から、ブルース、レゲエ、ソウル、カントリー、フォーク、ラグタイム、ジャズを取り混ぜたオンリーワン・サウンドが奏でられる。
 
濱口を育てた和歌山の那智勝浦は、日本有数のマグロ漁業基地であるとともに吉野熊野国立公園であり、世界遺産でもある熊野那智大社や霊瀑・那智の滝をはじめ多くの観光地を抱える風光明媚な場所。
 
自身も、ここでずっとギターを弾いて、それで生活できていければ、最高の幸せだと言い放っている。
 
日本経済を牽引し、馬車馬のように働き続けてきた団塊の世代には、引退してピアノやギターを再び始める人が多いという。もしその人達で「ギターを弾くならこんな風になりたい 」ランキングの人気投票を実施したら間違いなく堂々の1位を獲得するのではなかろうか。
 
今年還暦を迎えるが、漁師の家に育ち3人兄弟の長男でありながら那智勝浦の海・風・太陽に生かされる自由人そのもの。こんな生き様を多くの人が送るようになったら、日本はもっと面白くなるに違いない。

濱口祐自 メジャー・セカンド・アルバム
7月22日発売 『濱口祐自 ゴーイング・ホーム』 税別価格¥3,000
[CD収録内容]
1.Birthday, Mr. Cameraman
2.Welcome Pickin'~Caravan
3.Spring Power
4.Wakinotani
5.Lucky Train~Freight Train~My Grandfather's Clock
6.Amazing Grace Slide
7.Hangover Shuffle
8.The Entertainer
9.Thank You, Mississippi John Hurt
10.Shibinawa Blues
11.Tokyo Summit
12.Short Time Minor
13.Great Dream From Heaven
14.Gymnopedie No.1
15.Mississippi Blues
16.Arigato, Tokie Robinson
17.しあわせ
 

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