グッドモーニングアメリカ 被害者ぶる歌詞が刺さる踊るロック!

2014年10月10日

 「私が悪いんじゃない! 私はただの被害者。」足を踏まれたとき、学校の先生が最悪で授業がわからないとき……「自分が被害者だ」と思う状況は生活のなかでよくあるもの。でも、本当に「被害者だから」で終わっていいの? 「被害者」ってことにして何かを我慢したり、何かを見ない振りしたりしていない? そんな問いがテーマになっているのがグッドモーニングアメリカの「inトーキョーシティ」。

 
 
踊れるノリノリの明るいメロディに乗せて歌われる詞が痛いところにぐさぐさ刺さる。ポップな明るさだけで終わらない、ピリッと辛さの効いたメッセージがグッドモーニングアメリカらしい。
 
グッドモーニングアメリカは楽曲以外でもメッセージを発信している。それがグッドモーニングアメリカ企画フェス"あっ、良い音楽ここにあります。"だ。さまざまなアーティストが歌うオムニバスCDとして始まった企画はやがて、ライブ、フェスへと発展。回を重ねるごとに規模が大きくなっている人気のフェスなのだ。
 

 

 
「ただ単に場所やバンド数を増やして、お祭りっぽい雰囲気を出したいのではなく、“あっ、良いライブここにあります。"と心から思える、そんなイベントを作りたい」と、ギターの渡邊幸一は「あっ、良いライブここにあります。2014」の特設サイトでコメント。今年も良い音楽を聞けるライブとなりそうだ。
 
グッドモーニングアメリカ セカンドアルバム
10月22日発売予定『inトーキョーシティ』
 

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