【インタビュー】 5枚目にして“らしさ”満開 ナオト・インティライミの音楽で世界がひとつになる

2014年10月27日

 気がつけばメジャーデビュー4年半で、アルバムも5枚目。日出づる国のお祭り男ことナオト・インティライミの最新作は、これまで以上にハッピーでダンサブルなリズムに彩られバラエティに富んだ躍動的なアルバム。

 
『Viva The World !』というタイトルのもと、にぎやかなパーティー・チューンはもちろん、失恋や孤独さえも生きるメッセージに変えてしまう、ナオトらしいポジティブさ満開の作品になっている。
 
まず冒頭を飾るのは、エレクトロをベースに様々なリズムをミックスしたダンス・チューンで、“音に任せて体揺らせ”と陽気にあおりまくる「Just let it go」。そのまま同じくハッピーなエレクトロ路線の「FUNTIME」へとなだれこみ、序盤から一気にハイテンションで突っ走る。
 
その最初のピークが、この夏コカコーラのキャンペーン・アンセムとして巷に流れまくった「The World is ours !」だ。得意のラテンのリズムと四つ打ちを掛け合わせ、リズムの波の上をキラキラ光るメロディが駆け抜けてゆく、ポップでキャッチーを絵に描いたようなヒット・チューン。ここまででナオトの世界に引きずり込まれたら、あとはもう音に身をゆだねてゆけば何も問題はない。
 
中盤ではややスローでメロウな曲調を披露して、「アレコレ」「Everlasting Love」と、リリカルなピアノのイントロが印象的な曲が続く。どちらもラブソング、しかも情熱的な愛の歌で、ナオトの歌も盛り上げるだけではなくじっくりと歌いかけるようなトーン。
 
その次の「LIFE」は先行シングルとしておなじみだが、ここからまたシーンが変わり、ファンキーなギターのカッティングと四つ打ちのビートで軽快に盛り上げ、そのままディスコ・ファンクの曲調と派手なホーン・セクションが活躍する「メガロポリス・ラプソディー」へとつながるあたりが、中盤最大の盛り上がりどころ。しかし歌詞をよくよく見ると、「メガロポリス・ラプソディー」は環境破壊や一極集中の問題を取り上げたシリアスなメッセージ・ソング。作詞の共作者に常田真太郎(スキマスイッチ)を迎えた異色の曲だ。
 
アルバムもそろそろ後半に入ると、アコギとストリングスのもの哀しい響きが印象的な、今回の中で最もアコースティック・タイプの失恋ソング「線香花火」をしっとりと。続く「花びら」も失恋がテーマだが、イントロはピアノ・バラードと思わせて後半は力強いビートに乗って切々と歌うナオトのボーカルがいい。しっとり系の歌での説得力が増したことは、今回のアルバムの大きな特徴だろう。
 
ラストからひとつ前の「Ole !」は、60年代のモータウン・ポップスを思わせる軽快でソウルフルなリズムに乗り、ホーンも入れてにぎやかにひと盛り上がり。そしてラスト・チューン「手紙」も先行シングルとしておなじみの曲だが、バラードとミッドテンポの中間ぐらいの心地よいビート感で、アルバムの中で最もせつない感情あふれる歌詞を、優しいメロディに乗せて歌う。アルバムの後味は少しセンチメンタルな気分になるが、もう一度プレイボタンを押せば陽気なお祭りがまた始まる、『Viva The World !』ははっきりとしたひとつの流れを持ったアルバムだ。
 
初回限定盤には「The World is ours!」を始め3曲のミュージックビデオ、さらに3曲のライブ映像を収めたDVDも付属。5枚目にしてナオト・インティライミの世界を集約した到達点と言える、“らしさ”満開のアルバムの完成を祝福しよう。
 
文:宮本英夫
 

 

 
NEW ALBUM 
『Viva The World!』
10/1 ON SALE
 
【初回限定盤】CD+DVD:UMCK-9695 \3,800+税
【通常盤】CD:UMCK-1491 \3,000+税
① Just let it go
② FUNTIME
③ The World is ours !
④ アレコレ
⑤ Everlasting Love
⑥ LIFE
⑦ メガロポリス・ラプソディー
⑧ 線香花火
⑨ 花びら
⑩ Ole !
⑪ 手紙
 
★初回限定盤:DVD付き
・The World is ours!  
・手紙  
・LIFE
 
・Catch the moment   
・I FEEL IT GOOD
・ナイテタッテ
 
LIVE
 
ナオト・インティライミ LIVE キャラバン 2014-15
 
2014
 10/31 (金) 大阪 大阪城ホール
11/ 1 (土) 大阪 大阪城ホール
11/ 2 (日) 大阪 大阪城ホール
11/15 (土) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
11/16 (日) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
11/22 (土) 宮城 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
12/13 (土) 福岡 マリンメッセ福岡
12/14 (日) 福岡 マリンメッセ福岡
12/20 (土) 広島 広島グリーンアリーナ
12/27 (土) 新潟 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
2015  
 1 /10 (土) 北海道 北海道立総合体育センター(北海きたえーる)
1 /14 (水) 愛知 日本ガイシホール
1 /15 (木) 愛知 日本ガイシホール
 
 
 

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