『水瀬いのり』ミューズクリップ(第1192号)特別インタビュー

2022年09月13日

※「MC」2022年7月25日発行(第1192号)アルバム『glow』リリース時の特集記事を再掲載しています。
 
 

──約3年半ぶりのアルバム、発売おめでとうございます。

 
「前回のアルバム発売からそんなにも時間が経っていたなんて改めて驚きました。
『Catch the Rainbow!』発売のタイミングや同ツアー中には想像もしていなかった未来が待っていたのも印象深いです。
だからこそ当たり前と思ってはいけない今を大切にしよう、とより一層強く思いながら今作のアルバムを制作しました」
 
 

──タイトル『glow』には、どんな想いが込められていますか?

 
「親しみやすく日常の中にある光をテーマにしています。
自分自身、決して自己表現が得意な方ではないからこそ
周りの優しさやそばにいてくれる人たちの温かさにいつも支えられて今があると常々思っています。
だからこそ音楽の温度感も激アツ! ではなく、人肌くらいの優しい温度になればいいなと思いながら歌唱しました。
このアルバムがこれからの私の音楽の軸となってくれたら嬉しいなと個人的には思っています」
 
 

──アルバムの聴きどころを教えてください。

 
「純粋な気持ちが詰まっています。
伝えたい言葉、聴いてほしい音、素直に真っ直ぐあなたに届けたい一心で制作しました。
そして誰よりも自分自身に向き合って歌いました。
過去のアルバムの中でも特に人間味満載! なアルバムだと思います!」
 
 

──シングル曲「ココロソマリ」「Starlight Museum」では作詞をされていますが、作詞に挑戦してみていかがでしたか?

 
「難しいです!!! どちらも先に曲を決めていたのでそこに文字をはめていくような形で作成していきました…が、
ハマりが悪かったり意味が伝わり辛かったりと悪戦苦闘の連続でうわぁあああって脳内で叫びまくってました。
本業である作詞家の皆様への敬意がひたすらに増す作業でした。いつもありがとうございます」
 
 

──今作のアーティスト写真、まさに“glow=輝き”のイメージそのもので素敵です。撮影のエピソードはありますか?

 
「お天気に恵まれ快晴の中たくさんのglowを集めることができました。
ただ時折吹く風はまだ少し肌寒く。そんな季節の狭間での撮影でした。
今回の撮影はカメラ目線も然程気にせず自然体をフィルムに収めていただく撮影だったので、
とてもリラックスした気持ちで臨めました」
 
 

──アルバムをどのように楽しんでほしいですか?

 
「アーティスト活動をする上での私らしい楽しみ方を見つけられたような気がしています。
なのでこのアルバムを手に取ってくれた方には私の好きを受け取って貰えると嬉しいです。
私の好きがみんなの好きになればとても嬉しいことですが、人の数だけ好みがあるのもまた面白いところだと思うので、
決して押し付けるような気持ちではなく、私の今できる自分らしい表現をみなさんにも少しでも楽しんでもらえると嬉しいです」
 
 

──ライブツアーへの意気込みをお願いします。

 
「『glow』と一緒にどんな光に出会えるのか今からとてもドキドキしています。
ツアーでみなさんと会えることも決して当たり前なことではありません。
そんな喜びと奇跡を噛み締めながらたくさんたくさん輝きたいです!」
 
 

──夏にやってみたいことはありますか?

 
「夏限定ではないですが地方のお祭りに参加してみたいです。
歴史ある祭典と関わる人たちの熱を肌で感じてみたいです!」
 
 

──最後にファンの方にメッセージをお願いします。

 
「私らしさってなんだろうなって思いながら始まったアーティスト活動。
今作で4枚目となるアルバムでその形が見えたような気がしています。
変化する楽しさと変わらないことの尊さをアーティスト活動の中で学んできました。
今回のアルバムは私をより一層近くに感じてもらえる作品になったと思っています。
私ってこんな人です! を音楽からも知ってもらえたら嬉しいです!」
 
 

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